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2013年5月 3日 (金)

癒しの森

久しぶりに森に出かけた。
毎年4月中旬頃、オオルリの渡りを確認している山裾の森。

もうすっかり桜も散り、代わって若葉が瑞々しい薄緑色を輝かせ、長い冬を耐えた木々たちの生命息吹が聞こえるようだ。

ちょっと時期的に遅いから、集団で渡ってきたオオルリもそれぞれのテリトリーに散っている頃だろうと思ったが、のんびり屋のオオルリでも残っているかな?と期待して見通しのきく広場脇の切株に腰掛けた。

そうすると、ほどなく青い鳥がやってきた。
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やっぱりまだ居たね。のんびり屋さん。(*^-^)

夏鳥らしい美しい色。

写真を撮っていると、近くの石の上にもう1羽がやってきた。

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夏になれば高い木のてっぺんでお気楽に唄うオオルリも、渡ってきたばかりの時は低い木々や地面に降りて餌探しをしているから、グッと身近に見ることができるね。

あれ?・・・もう1羽別の石の上にご登場。Seoto03602
よ~く辺りを見回すと、まだ他にもオオルリがいる。
1・2・3・4・5・6・7! 成長雄のオオルリが7羽確認できる。

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こちらが動かず座っているせいか、あまり警戒しないで近づいてくる。
幸せの青い鳥、それも7羽に囲まれている。( ̄▽ ̄)

じつは、先月17日に親父が他界した。
肺炎で緊急入院してわずか一週間後の事だった。
それから、葬儀やいろんな事でバタバタとしていたが、少し時間もできたので森にでも行ってこようと漠然と思って出かけたけど、こんなに沢山の青い鳥に癒されるとは思っても見なかった。

野遊びを教えてくれたのは親父だった。
子供の頃、鈍行列車に乗って親父と兄と3人で日帰りの旅によく出かけた。
行く先はいわゆる観光地ではなく、山や海辺の名もない小さな駅だった。

駅を降り、次の駅までの路を森に分け入ったり、磯で遊んだりしながら3人で歩く。 
そんな小さな旅の数々だったが、私にとっては生涯忘れ得ぬ思い出。

動物も好きだった親父。
鳥にはさほど詳しくは無かったけど、歩きながらいろんな鳥も見た。

今、こうしてオオルリに囲まれていると、親父が寄せてくれたのかな?なんて思えて、写真撮るのを止めてしばらく頬杖ついて眺めていた。

林床には淡い色の清楚なイワウチワが花をつけていた。

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ブナも芽吹き若葉を広げる。

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一時間ほどの短い鳥見だったけど、青い鳥と木々や花々に生命の息吹をおくられ元気をもらった。

さて、いい季節になってきたし、また元気に森の徘徊を始めようかな。ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
親父、ありがとう。 

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コメント

こんばんは。

お父様の事 お悔やみ申し上げます。
自然の素晴らしさを教えてくださった素敵なお父様だったのですね。
ご冥福をお祈り申し上げます。

悲しみが癒えるまでには時間がかかると思いますが、
せおとさん 元気出してくださいね。

わたしも今日 地元の公園でオオルリ 今季初見でした。
7羽もとはびっくり・・・きっと引き合わせくれたのですね(涙)
キレイな写真にうっとりです。

投稿: zucca | 2013年5月 3日 (金) 20時54分

zuccaさん こんばんは
ありがとうございます。
何せ急な事だったので、何十年かぶりに(^-^;目頭を熱くしましたが、私はもう大丈夫。元気ですよ。(*^-^)

オオルリをぼんやり眺めていたら、ほんとうに自然の素晴らしさや、その中での楽しみ方を教えてくれたのは親父だったかな?な~んて改めて思いました。

それにしても一度に7羽は私も初体験でした。
今まで2~3羽が一緒にいるのは何度か見たことがありますが、正直「オオルリだらけ」と言う感じで、写真止めて見ていたら、何羽かが入れ替わり立ち替わり5~6mくらいまで近づいて地面で餌探ししてました。
まるで、元気出せよ!って言いに来たみたいにね。(*´v゚*)ゞ

投稿: せおと | 2013年5月 4日 (土) 20時23分

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