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2012年7月25日 (水)

自然のエネルギーと生命力

少し前、「夏遠征 その2」で書いた、通い慣れた渓流。
もうすぐちょうど一年になるが、この渓は昨年の新潟福島豪雨で甚大な被害を受けた渓でもある。

この渓に通い始めてもう20年以上になるが、今回、ほぼ一年ぶりに訪れて、今までに見たことがない渓の変わりように愕然とした。

まとまった雨が降れば、下の写真のように渓は茶色く濁った水で増水し、近づくことすら恐怖心を覚えることもあるが、雨が止んで水が引けば多少の変化はあるものの見慣れた元の穏やかな姿に戻っていたのに、昨年の雨はレベルが桁違いだったようだ。

070906080058
前回撮ってきた写真と古い写真を対比すると、その変わりようがよくわかる。

ここは私の好きなポイントの入り口。
渓は右側からほぼ直角に大きく左に曲がり、そこに淵が連続する格好のポイントで大物の実績も多かったポイントだ。

Bef1
赤い線は対比用の目印として見てもらいたい。
これが今回の状況
Aff1
川幅が狭まっている場所でもあり、右岸の水際からおおよそ高さ10mほどの間は、樹木が一本も無くなっていて岩盤が露出している。
左岸はそれ以上に悲惨だ。
目印の赤色線上側にあった森が地面ごとそっくりと流され、森の下に合ったであろう岩盤だけが残されている。

その、かつてあった森の上から流れが曲がるところを見たのがこの写真
Bef2 ここも大物が上がった格好のポイントであったが、
Aff2 藪をかきわけ超えた場所も、今では裸の小高い岩山があるだけで、かつても面影は何処にも見あたらない。

一方、流れが穏やかになる最下流部では、今度は上流で削られた土砂がたまり渓が埋没。
Bef3 以前は深い淵があって大物が溜まる絶好のポイントでもあったのに、
Aff3膨大な土砂が渓を埋め、河原のような景色になった。
砂の堆積状況を見ると、この一年で2mほどは削られているようではあるが、橋の上から見ると水面がこんなに近かったことはなかった。

橋の下流側はさらに悲惨。
Bef4秋になると大きなサクラマスが悠々と泳ぐ姿を見ることができた大きな深い淵がすっかり埋め尽くされ昔の面影がない。
Aff4
橋が流され、いたるところで川岸の道路が崩壊し、一時付近が完全に孤立した昨年の豪雨。
ここでは100年に一度と言われるほどの豪雨だったようだから、渓が一変してしまうのもいたしかたないが、以前の美しい渓の姿を知るものとして、この変わりように言葉もなかった。

ただ、救われるのは渓魚の復活。
これだけ被害を受けた渓だから元のように渓魚が戻るのは、少なくても数年はかかりそうだと思ってはいたが、とりあえずイワナもヤマメも健在が確認された。
まだ、本格的な復活には時間がかかるかも知れないけど、渓魚のたくましさに感動すら覚える。

自然が持つ膨大なエネルギーと逞しい自然の生命力。
そんな事を肌で直に感じた釣行だったかな。

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コメント

ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタって感じです。
渓谷が一瞬にして川原になんですね
何事も無いかのように川の流れは澄んでて
魚も何処に逃げ隠れているんですかね^^;
イワナは山の中への逃げれるけど、ヤマメはどうなんだろう?

投稿: ぽちじゃん | 2012年7月26日 (木) 09時43分

ぽちじゃんさん こんばんは
コメントありがとうございます。

たった一晩でこの変わりよう。渓から少し離れた宿でも、夜中に巨岩が転がるような地響きが聞こえていたとのこと。 
考えられない凄いパワーです。
渓魚の多くはダム湖まで流されてしまったとは思いますが、堰堤などの遡上を阻む人工物がない渓ですから、時間をかけてまた上ってきたのではないかな?
自然豊かなところですから、今後の早い復活に期待したいですね。

投稿: せおと | 2012年7月26日 (木) 20時32分

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