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2012年3月10日 (土)

野遊び小話 ~拾った魚~

弥生三月には入り、空から落ちてくるものも雨となった。
一時は60cmを超えていた庭の雪もほとんど溶け、庭の隅の日陰に少しばかり残る程度になったが、まだまだ気温は低く、春本番はもう少し待たなきゃいけないようだ。

先月末、春の定期異動の内命があり、4月から少しばかり職場が変わる。
幸い引っ越しをする必要のない異動なので取り立てて騒ぐ必要はないのだけれど、なんだかんだと忙しく、ゆっくりと鳥見にも行けてない。

フム・・・・・ネタが無い・・・・( ̄◆ ̄;)
こんな時は「困ったときの過去ネタ」使って、小話でネタつなぎ・・・だね。

3月といえば渓流釣り解禁の月。
県内でも一部の渓流が解禁となり、渓魚の便りもチラホラと聞かれるようになった。
昔は解禁を待ち望み、解禁ともなれば真っ先に出かけたものであるが、深い雪に苦労することと、雪崩の恐怖、それなのに釣れる魚はまだまだ痩せていて貧相・・・ そんなことで最近は雪崩が落ち着く4月下旬以後に出かけるようになった。(歳のせいもある・・・)
まして今年は数年ぶりの大雪。Ncm_00032最下流部でもまだまだ雪が多いし、上流部では数メートルはあるだろう。
雪解けも遅くなりそうだから、今年は何時ごろから釣りに入れることやら・・・。

前置きが長くなったが、さて本題。

私が渓流釣りの対象としているのはイワナとヤマメ。
特にイワナは上流部だけに生息するサケ科の魚だ。
大きさはおおむね30cm未満が多いが、30cmを超えると「尺上イワナ」と呼んで、普通の釣り人にとってはこれが釣れれば満足の大きさ。
中には40cm、50cmを超えるイワナも稀にいることはいるが、今では普通の釣り人にとってはほとんど幻の存在だ。

そんなイワナではあるが、もう6年ほど前の禁漁直前の9月中旬、とある渓流に一人で釣りに出かけたときのことである。
深い大きな淵で糸を垂らしていると、淵の底から大きな白っぽい魚がフワァ~・・・と浮かんできた。
頭を下にして尾びれが水面に出るような、逆さまに立った様な状態で淵の巻きの流れにのっている。
ここの川は下にダム湖があって、秋になるとダム湖で育った大きなサクラマスやイワナが産卵のために遡上する川でもあり、過去に産卵を終えた大きなサクラマスの死骸が流れてくるのを見ているので、このときもサクラマスの死骸かな?と思ったけれど、なにやら色模様が少し違うし、尾びれが動いているようにも見える。

おぉ?まだ生きてるのかなと思い、流れにのって足元まで来たときに釣り竿で引き寄せてみた。 おぉ!これはデカイ

尾びれの付け根をつかんで引き上げようとしたが、ずっしりとした重みを感じ、両手でつかんで川原の砂利の上に引き上げた。2005929102重さは優に3~4kgはありそうだが、持っていたメジャーで大きさを測ってみると、なんと64cmもある。 それに、この魚はイワナだ

残念ながら、尾びれが動いていたと思ったのは気のせいだったようで、すでに息絶えてはいたが、体色の変色が全身に及んでいないから死後間もないと思われる。
顔つきから想像すればメスのイワナかな?それにしてもデカイ! 私自身50cmのイワナは見たことがあるが、これほど巨大なイワナを見たのは初めてだ。

さて・・・・このイワナどうしよう・・・・
 魚体はきれいだし、事の顛末は誰も見ていない・・・・
 だったら、いっそ私が釣り上げた事にしてしまおうか?Σ(;・∀・)
 でもな・・・自分の仕掛けじゃ、絶対このサイズは釣り上げられないし・・・
 仮に持ち帰った後、この魚どうする?・・・
 このサイズなら文句なく魚拓とってから剥製に?・・・・
 でも、剥製にしたら軽く5~6万円かかりそうだし・・・ 
 ”拾った魚”で6万円はありえねぇ~\(;゚∇゚)/

超巨大イワナを目の前に置いて、砂利にドカッと腰を下ろして、あれやこれやと良からぬ事を30分近くも考えた。
そして、私が出した最終結論。 

 やっぱりこのまま元の流れに戻してやろう。`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

でも、人に話しても信じてもらえそうにないので、証拠写真として岩の上にカメラ置き、セルフタイマーでハイ!パチリ
まるで自分が釣ったような顔してね。Σ(;・∀・)2005929101_0010_3写真さえ残せばもう未練はない。
たぶん天寿を全うして命尽きたのだろから、超巨大イワナの安らかな成仏願って手を合わせた後、そっと流れに戻してやった。

水面に横たわる超巨大イワナは、淵の巻きの流れにのって目の前を2周した後、流れ下る本流に乗って遠ざかり、やがて私の視界から消えた。

いるんだね~ あんな巨大なイワナが・・・・。
これだから釣りは止められないのか?(^-^;

以上、野遊び小話 ~拾った魚~ でした。
またまた、駄長文に最後までお付き合いいただき、(/ ^^)/アリガトネ

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コメント

こんばんは!
野遊び小話 一気に楽しく読ませて頂きました。
スゴイ大きな岩魚でしたね。
これほどのが釣れたら最高でしたけど・・・こういう偶然もあるのですね。
もし自分で釣ってたら 竿が折れちゃうかしら?
野遊び小話 まだ沢山秘話がありそうですね。

新しい職場 慣れるまで気を使いますね、ストレスためないようにしてくださいね。

投稿: zucca | 2012年3月12日 (月) 22時03分

zuccaさん コメントありがとうございます。
イワナのことを深山幽谷にひっそりと暮らす幻の魚!な~んてよく言いますが、ほんとはちょっと上流にいけば何処にもいる魚なんですけど、これこそが、真の幻のイワナ!かな? ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
まず私の仕掛けでは万万が一、針に掛かったとしても針が伸されるか、糸が切れるのは間違いなし。糸を太くしたとしても、通常、渓流釣りで使う糸の太さじゃ足りないし、海釣り用のブッとい糸にしたら竿がおれるのは間違いなし。
こんなの本気で狙うなら、サケやサクラマス用の道具にしなきゃまず無理でしょうね・・・Σ(;・∀・)
まぁ、ここまで大きくなるって事は百戦錬磨の相手でしょうから、狙ったとしてもかかる確率は限りなくゼロに近いですけどね。(◎´∀`)ノ
野遊び小話・・・また、ネタ切れの時は小出しします。(^-^;

新しい職場は以前にも居たことがある部署なのであまり不安はありませんが、まぁ、持ち前のお気楽精神フル活用して勤めるだけです。ヽ(´▽`)/
ありがとうございました。(._.)アリガト

投稿: せおと | 2012年3月13日 (火) 17時41分

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